エジプト ムバラク氏 独裁者の落日

ムバラク大統領は、2月1日夜、エジプト国営テレビで国民向け演説を行いました。そこで、「再選を目指す考えはない」と引退を切り出しました。
ムバラク氏は「エジプトと国民に十分奉仕してきた」と30年の長期にわたり国家を運営してきたことに胸を張りながらも、自身の評価については「歴史が判断するだろう」とも述べました。
 エジプト全土で発生した大規模デモ後の1月29日未明にテレビ演説した際には、鋭い眼光が健在で、権力維持に固執する姿勢を見せたムバラク氏でしたが、この日の演説では悔しさをにじませました。

アメリカからも手を切られた独裁者の落日が映し出された瞬間でした。

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